入梅とは?2025年の入梅の日と食べ物

暦と行事
入梅

入梅(にゅうばい)とは? 2025年の入梅はいつ?

入梅とは雑節の1つで、6月の2週目頃の時期にあたります。

2025年の入梅は6月11日(水)です。

入梅のはじまりは江戸時代で二十四節季の「芒種」の始まりの壬(みずのえ)の日とされています。

入梅の時期はちょうど関東の梅雨入りの時期となり、本格的に雨の日が増えてくる頃にあたります。

過去5年間の関東の梅雨入り

梅雨入り
20246月21日頃
20236月8日頃
20226月6日頃
20216月14日頃
20206月11日頃
参照:tenki.kp 関東甲信の梅雨入り梅雨明け(過去の確定値) – 日本気象協会 tenki.jp

入梅の時期の食べ物

入梅いわし

入梅といったらまず思いつくのが「入梅いわし」

その名前のとおり6月の梅雨時期に水揚げされるいわしのことで、この時期のいわしは産卵前で脂がのっていて美味しいといわれています。

プリっと脂がのった鰯は刺身、焼き魚、煮魚どの調理方法でもとっても美味しいですよね。

薬膳では、気血虚弱による息切れや、めまい、不眠、むくみなどに効果があるといわれています。

湿度が増してきて食欲が落ちてくる時期にぜひ食べたい食材です。

入梅という漢字の中にも入っている「梅」もこの時期に市場にでまわってきます。

この梅は、「梅は三毒(水毒、食毒、血毒)を断つ」という言葉があるくらい身体によい食べ物といわれています。

そのまま食べるよりは、梅干しにしたり、梅酒や梅シロップに加工して食べられることが多い梅にはクエン酸がたっぷりと含まれています。

氷砂糖と漬け込んで作る梅シロップは1~2週間ほどででき、梅の甘い香りと甘酸っぱい味が汗ばむ季節にぴったりの飲み物です。

1年の中でも梅がでまわるのはこの時期だけ、この時期を逃さずに梅を手に入れましょう。

まとめ

入梅は6月の第二週あたりの時期に該当し、関東の梅雨入りの時期にあたります。

入梅を迎えると雨の日が増えて湿度の高い日が増えてきます。

この時期に美味しくなるイワシや梅を食卓に取り入れて、湿度の高さに少しずつ身体をならしていきましょう。